近況報告:ビザ申請について

CANADA

ビザについて

だいぶ前回の記事(ダメ元で求人に応募したらトントン拍子に話は進み仕事を得た話 https://yutaphysio.com/?p=294)から期間が空いてしまいましたが、それ以降ビザ申請に向けて色々準備してきました。

ビザにも色々な種類があるのですが今回はphysioとして働くので就労ビザが必要です。一般的には期間限定の就労ビザを取ることになるのですが雇用主がわざわざ外国人を雇う必要があるという証明をカナダの政府に対して説明し許可を得るLabour Market Impact Assessment (LMIA) というプロセスが必要となります。しかしそのプロセスは色々複雑でお金もかかる($1,000)ため敬遠する雇用主が多いです。

実際自分の雇用主も昨年オランダ人を雇っておりその際にLMIAで苦労したらしく今回私が提案した方法だとLMIAが必要ないと聞くとかなり喜んでいました。

BCPNP

移民大国カナダには色々な移住の方法がありますが、州独自に条件を決めてその州が欲しい人材を優先的に増やすことができるよう各州にPNP(Provincial Nominee Program)というものがあります。

今回私が仕事を得たのはBC(British Columbia)州にあるphysio clinicなのですがBC州ではBCPNP(BC Provincial Nominee Program)というBC(British Columbia)州がカナダ政府に推薦した人材に永住権申請の権利を与えるというプログラムがありphysiotherapistが足りていないBC州(全国的に足りてませんが特に西側のBC州は少ないようです。需要がある割にPT養成校が州にUBCという大学1つのみというのが原因かと思います)ではphysiotherapistのjob offerがあるとBC PNPを利用して永住権申請につなげることができます。

BC PNPに申請する条件

BC PNPにも様々なカテゴリーがありますが今回のphysio clinicからのjob offerで満たせるのはSkilled Workerカテゴリーです。その中にもオンラインで申請することによりプロセスが早くなるExpress Entryを利用したThe Express Entry BC (EEBC) – Skilled Worker categoryを選択しました。

このカテゴリーで申請するには、

  • Express EntryのFederal Skilled Worker Programの条件を満たすこと(Express Entryを使用しない場合これは必須ではない)
  • フルタイム(30時間/週)で無期限のジョブオファー
  • NOC Skill Typeが0かAかB(つまりスキルが必要な仕事である必要がある)-physiotherapistはSKill Type Aに該当します。
  • BC週でその職業(physio)として働く資格があること(仮免許interim physioで大丈夫です)
  • 2年間の職務経験があること(日本でのPTとしての経験もカウントされます)
  • 本人または家族を経済的に支えられる事
  • 合法的にカナダに移住できる事(日本での犯罪歴などあると難しい可能性があります)
  • 語学力の基準を満たす事(ExpressEntryを利用するにはIELTS Generalで各スキル6.0以上必要)
  • BC州でのその仕事の平均以上の給料をもらえる事(時給いくらか決めてもらう必要あり)

などの条件を満たす必要があります。その他雇用主が満たさなければいけない条件として

  • BC州で設立された会社である事
  • 国内で求人活動を行った事(結果的に国内で見つからなかったから外国人を雇いますという理由が必要なため)

などありますが、一番大事なのはビザ取得に協力的であるかという事です。いくらLMIAが不要とはいえ雇用主にしか作成できない書類や手続きなどがあるため雇用主がその気でないとこのプロセスを進めるのは厳しい気がします。また、時間もかかるため緊急で人材が欲しい雇用主はやはり敬遠する気がします。今回私の場合、特定の時期までに必ず働いて欲しいというのは無く緊急を要していなかった事、そして雇用主が以前に外国人を雇った経験がある事などで何と無く手続きのイメージができていた事など色々条件が重なってできた事だと思います。

BC PNPの流れ

BC PNPプロセス

各ステージの説明と自分が実際に行った日程

  1. Registration (2019.10.15)
    BCPNP Onlineにて自分やjob offerの情報を入力。それによって200満点の点数が出て大体2週間に1度行われるdrawにより点数上位の人にはInvitationが届く。

  2. Invitation(2019.12.18)
    invitationが確定するのはSkilled Workerの場合135/200点ですが実際は100点前後あれば大丈夫な模様(2020.2時点)。Invitationを受けたら30日以内にapplicationを完了させる必要あり。
    実は12/18よりもっと前に1度Invitationを受けていたが当時まだWESからの学歴証明書をもらっていなかったのでそれは断りWESからの結果をもらったのち後登録し直して12/18に2度目のInvitationを受けた。

  3. Application(2019.12.18)
    Registrationから更に情報を追加し$700の手数料を払い完了。雇用主が用意する書類も色々あるので協力が必要。事前にどの書類が必要か聞いていたので準備しておきInvitationがきたらすぐ同日にApplication完了させた。

  4. Decision(2020.1.10)
    1/9に雇用主からBCPNP担当者から電話で質問を受け、そこで早く働いてもらいたいと伝えたとの連絡が入る。同日携帯にカナダからの国際電話の着信履歴が。まさかと思い掛け直すとやはりBCPNP担当者でphysioライセンスについて既に準備しているか聞かれ、いま申請中だと話すとOKとの事。そして翌朝1/10にCICサイトにBCからのNominationがあったとの通知が入る。実際にBCPNPから正式なメールをもらったのは6日後の1/16。一緒にWork permit support letterも含まれていました。これは恐らく雇用主が自分を早く雇いたいと伝えたからで急いでない人には出ないのかもしれない?その場合は後日BCPNPに申請可能なはず。

  5. IRCC application
    BC州からの推薦がもらえたので今度は事前に作成しておいたCICアカウントのエクスプレスエントリーで600点が追加される。大体450点くらいあれば(2020.2時点)永住権申請への招待が届くので600点もらえればほぼ確実に招待がくるという事。

  6. Permanent Residence
    BCPNPよりも更に色々な書類を含めて申請。2/8現在必要な書類を申請中。結構大変です。

最後に

今回偶然ビザ申請に協力的かつ経験のある雇用主に出会えた事でここまで一気に話が進みましたが、実際にこのケースは珍しくほとんどの方がワーホリビザや学校へ行き卒業後もらえるビザから永住権申請につなげていくのが主流かなと思います。時間もお金も節約できて助かりました。
何事もとりあえず動いてみることが大事だなと改めて感じました。

コメント

  1. Yuna より:

    こんにちは。
    日本でPTとして5年の臨床経験後、現在Ontarioにいます。将来的にカナダでPTとして働きたいと思っております。もしよろしければ個人的にご連絡を取らしていただいてもよろしいでしょうか?

  2. Aki より:

    こんにちは。日本でPT10年程PTをしながら、留学して英語とマニュアルセラピーの勉強をしています。カナダでPTとして働きたいので、コメント欄にある方同様、個人的にご連絡させて頂いてもよろしいでしょうか?

    • yutayamato より:

      Akiさん
      コメントありがとうございます。留学されているのですね。
      はい、よろしければご連絡下さい。